終末が訪れる東京で、少年たちは立ち向かう。
20XX年、「異形」が跋扈する東京日輪区。
政府は、異形殲滅のための秘密組織を結成した。
隊員は特殊能力を持つ少年少女たちで構成され、その所属・活動は極秘のものとされた。
誰も知らない秘密の組織、その名は特務隊エクス。
続発する『ハザード事件』に対応するため、日本国政府と『現化物理学会』(CPO)、そして御舟財閥の力により設立された秘密部隊。
主に都市迷宮内の直接的な捜査と、『異形』殲滅のための実力行使を担当する。 メンバーは主に10代の少年少女たちで構成され、人間を遥かに超える力『コードライズ』で、異形に立ち向かう。 彼らのほとんどは、日輪学園に通う学生であるが、自らがエクスである事を秘密にしながら、学校生活を送っている。
少年たちが得た、人を超える力。コードライズ。
正式には「Code-Realize(コードリアライズ)」。
『ブラッドコード』と呼ばれる歴史上の英雄の力を身体に取り込み、使用者に超人的な力を発揮することを可能にさせる技術の総称。
エクス隊員である少年少女たちのみが扱える力で、コードライズする事で初めてブラッドコードの持つ驚異的な能力や魔術的な力を自在に操れるようになる。
コードライズ状態にある者は、「アイテムコード」と呼ばれる武具データを現実世界に現化(出現)させ、実際に操縦する事が可能となる。
都市迷宮に潜む奇怪な敵。
ハザード事件において、人々を襲っている怪物たちの総称。
主に都市迷宮内に出没する。
異形の存在は、『XPD』の事後処理によって世間一般には伏せられているが、事件は様々な噂となって徐々に流布している。
異形には、人、動物、機械、あるいは空想上の生物等、様々な種類があり、人型の個体の中には人間の姿から突然異形化する者までいる。
彼らをいつ、誰が何のために造り、どこからやって来るのかは、まだ正確には判っていない。
エクスを支える、特殊機関。
CPO
正式には『現化物理学会』と呼称される特殊機関で、物理学における新しい分野『現化物理学』を専門的に研究している。
この機関の目的の一つがハザード事件の原因究明と解決であり、その所属組織として『XPD』と『特務隊エクス』が存在する。
XPD
東京都日輪区で起こるハザード事件に対処するために作られた特殊警察。 表向きは警視庁内の組織だが、実際にはCPOに所属し、主に特務隊エクスのサポート任務とする。 事件の捜査・処理をはじめ、迷宮付近や入口の警邏、応急的な『異形』の足止めなどが、彼らの主な役割である。
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